自律神経失調症・自律神経障害 (反応点治療研究会症例集)

めまい、動悸、発汗、冷え、更年期障害などに内耳や下腹部内臓器が関わります。このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が自律神経機能をテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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自律神経の調子が悪い・・・


 40 代後半の女性は、スタイリッシュな感じだった。お腹が痛い・目眩がすると訴え、さらに「自律神経の調子も悪いのです」と訴えた。
反応点治療について簡単に説明して、ベッドへ誘導したが、昨夜はあまり眠れなかった・足が冷たいなど、次々と訴えは広がった。
 一般的には自律神経失調症とでも言うのでしょうが、自律神経に不調は存在し無いこと、それらの症状一つ一つに原因があることを伝え、腹部から顔面部へと反応点を探した。
 特に際立った反応点は、子宮・膀胱・胃・横行結腸・肝臓・咽・耳・鼻であった。愁訴が多岐にわたるのも納得できるが、置鍼して、灸をして反応点は回復させた。背部は肩や腰周辺の筋肉とふくらはぎ(ヒラメ筋)に刺激(雀啄)を加えて終了した。

 2回目は一週間後に来院した。今日はめまいがつらくて頭が痛いと言う。反応点の様子は特に変化は無い。内耳点を入念に治療する以外は、初回と同じように治療した。

 3回・4回と週一回の治療をした。症状は好転する傾向が見られ、訴え方にも激しさは感じなくなったが反応点に顕著な変化はなかった。

 5回目の治療は約1ヶ月後であった。今日は腰が痛いと訴え、忙しくて来院できなかったと言う。反応点の様子は前回より悪いと感じた。腰部は起立筋群を中心に治療した。帰りがけに、「きちっと治そうと思うならば、通院計画を立ててしっかり治しましょう」と説いたが、予約はしなかった。
 その後2ヶ月間は来院していない。


考察

 愁訴は複雑であったが、一つ一つに原因を説明しながら治療した。治療後は、にこやかになり、愁訴も解消されていた。このことは反応点治療が不定愁訴に対する適性を示したと思われる。しかし、治療の都度に愁訴に対する原因を説明したこと、また5回目の治療では治療に対する理想的な習慣を伝えたが、通院に対する積極性は改善しなかった。
鍼灸師の養成学校では、患者さんの意見を聞くことの大切さを指導するが、医学情報が偏る患者さんの意見にどの程度の妥当性があるかは不明である。むしろ、治療の考え方やその頻度や期間などを明示することが患者さんの不安を取り除くのに役立つことから、説明不足を反省した。説明のタイミングを含めて検討の余地が残された。

      かわむら鍼灸院       河村廣定


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