自律神経失調症・自律神経障害 (反応点治療研究会症例集)

めまい、動悸、発汗、冷え、更年期障害などに内耳や下腹部内臓器が関わります。このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が自律神経機能をテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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喉がしびれる

30代 男性

初回
3週間ほど前から喉のしびれ、違和感、吐き気を頻繁に感じるようになった。慌てて耳鼻科、消化器科などで詳しく検査したが全く異常はなかった。納得できずインターネットでいろいろ調べたところ自律神経系の問題ではないかと思い当院に来院。喉周辺の反応点はひどく患者のつらさが伺えた。その他に胃、肝臓、小腸に反応点が確認できた。治療後みぞおちの不快感はなくなったが、喉の反応点は3割程度まで回復した。

2回目
次の日に来院。腹部の治療に加えて、側臥位で、右頸部周辺を重点に治療を行った。仕事の都合で定期的な治療は難しく、次回の予約日も決まらないため、自宅や仕事の合間にできるセルフケアを指導した。

5回目
10日後に来院。症状は徐々に治まってきたようだ。一日中しびれることはなく、仕事で3時間ほど話し続けた後、少し違和感が残る程になった。胃、肝臓、小腸などの腹部反応点を回復させたことも、吐き気などの症状を軽減させたと思われる。喉の反応点領域は初診から約半分に軽減した。

6回目
治療を初めて1ヵ月半が経った。3週間ほど来院しなかったので心配していた所、予約の連絡が入った。今までのつらい症状はほとんどなく、仕事で長時間話続けると、少ししびれるのが気になるくらいである。喉の状態は8割程の回復であった。自宅でのケアもしっかりとできていることに安心した。

治療のポイントと反応点の状況
喉、胃、小腸、肝臓反応点。特に反応のひどい右の咽頭部と頸部周辺を重点的に行った。

治療の経過と感じたこと
医療機関ではストレスのせいだとして様子を見ることも多いのが自律神経失調症である。本例も異常は見つからなく、薬の処方や治療法もなかった。つらさに耐えても手当が無い状況に患者の困惑が見てとれた。患者は、藁をもすがる思いで鍼灸治療を選択したが、こんな例も少なくないようだ。本例の患者は、長時間人と接する仕事であり、精神性の筋緊張、さらに空気中の微生物などによる喉の炎症、そして喉周辺の筋緊張をもたらしたことなどか、自律神経機能に作用したと考えられる。単に自律神経系の問題だと片付けてしまうのではなく、疾病の始まり、その経過などをきちんと説明したことが患者の理解を促したのだろう。自宅でのケアに真剣に取り組んでもらえた。

反応点治療研究会
神戸市  さくら はりきゅう院  清水 基子

| さくらはりきゅう院  清水基子 | 10:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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